野田雅巳 Masami Noda

 曲家。 しかし、実際は編曲した作品(仕事)の方がずっと多い。
例えば、ピンクレディのUFOを木琴、、、、のアンサンブルに仕立てる、琴とバイオリンでピアソラを展開するなど、ちょっとした、あるいは大胆な跳躍を必要とする編曲を得意とする。跳ぶために必要なのは、原曲へ深い理解と尊敬。
その職人的誠実さ、勤勉さには定評がある。

 奏者からの委嘱により多くの編曲を行う一方、「池田ジュニア合唱団」「表現クラブがやがや」等では、公演プログラム全体の構成、演出的要素にも深く関わる。2020年より、自身の歌と絵でミュージックビデオを作成。youtube上でいくつかを発表。
NHKのラジオドラマ「FMシアター」の音楽なども手がける。
現在、愛知淑徳大学非常勤講師。
京都新聞カルチャーセンターで「西洋音楽のしくみ」という講座を開講中。

『直訳的な編曲が悪いというわけではない。響に対して細心の注意を持ってなされた編曲は、純粋に原曲の良さを引き立たせる場合も多い。しかし、直訳的に編曲しても効果的でないものには、一筋縄ではいかないむずかしさがある。でも、そんな時にこそ野田さんは「驚異の意訳」とでもいうのだろうか、これぞ、編曲の真骨頂、といえるような仕事ぶりを見せてくれる。そしてそこには、オリジナルにはない新たな魅力を携えた作品が生まれる。これが、たまらない。』

通崎睦美著『通崎好み』(淡交社 2004年)より

1959年、京都市生まれ。
1983年、京都市立芸術大学作曲専修卒業。京都音楽協会賞受賞。
2001年、第4回国立劇場作曲コンクールに入選。